《従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯》(読み)じゅうしまるこすでおぶれごんのしょうがい

世界大百科事典(旧版)内の《従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯》の言及

【悪者小説】より

…そしてこの語を最初に用いると同時にこのジャンルを確立したのは,マテオ・アレマンの《悪者グスマン・デ・アルファラーチェの生涯》(第1部1599,第2部1604)であり,その頂点をなすのがケベードの《かたり師,ドン・パブロスの生涯》(1626)である。ほかにロペス・デ・ウベダ《あばずれ女,フスティーナ》,ビセンテ・エスピネルの《従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯》,作者不詳の《エステバニーリョ・ゴンサレス》などの傑作を生んだが,17世紀後半には風俗描写に堕していった。しかし〈悪者小説〉は早くからヨーロッパ諸国に翻訳紹介され,その影響は計り知れないほどである。…

※「《従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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