従軍布教使(読み)じゅうぐんふきょうし

世界大百科事典(旧版)内の従軍布教使の言及

【従軍僧】より

…近世泰平の世となって,陣僧は姿を消し,また日本の近代軍隊は従軍僧の制度をもたなかった。ただ,日清・日露戦争にあたり,本願寺などは戦時奉公の体制をとり,自発的に〈従軍布教使〉の名で僧侶を大陸の戦野に送った。彼らは野戦各級司令部,守備軍司令部,兵站(へいたん)部,野戦病院などにとどまって軍隊と行動をともにし,布教や慰問,戦死者の葬儀や弔祭,負傷者の看病などに当たった。…

※「従軍布教使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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