世界大百科事典(旧版)内の御幸松の言及
【天皇】より
…天皇が行幸の途次で休息や宿泊した場所は後に〈聖蹟〉とされ,その使用した器具類を〈御器〉とし,ともに保存した。かつ天皇がみずから植樹した樹木(おもに常緑樹)は〈御幸松〉などと称された。これらの〈聖蹟〉や樹木類は,天皇霊の依代(よりしろ)のようなものとみなされ,聖皇である天皇の仁慈を地域社会でかたりつぐ場であり,地域民衆と天皇との結節点をなした。…
※「御幸松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」