世界大百科事典(旧版)内の御法事の赦の言及
【赦】より
…江戸時代には幕府・藩とも赦の制度がおおいに整備され,幕府では1862年(文久2)に〈赦律〉という33条の小法典が制定されている。幕府の赦は将軍の権限で,朝廷・幕府の吉凶に際して発せられ,吉事の赦を御祝儀の赦といい,法事の場合に追善供養のためなされるのを御法事の赦といってしばしば行われている。既決受刑者だけでなく未決の者も対象とし,これを当座の赦という。…
※「御法事の赦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」