御食国(読み)みけつくに

世界大百科事典(旧版)内の御食国の言及

【志摩国】より

…人口も少なく729年の輸庸帳には課丁1062人とあり,総人口も1万人程度と思われる。一方海産物に富み,古来贄(にえ)として天皇に貢進する重要な地域であり,御食(みけつ)国志摩と称されたのが,一国とされる理由であった。伝統的に内膳司に勤務する高橋氏(古くは膳氏)が国司に任ぜられることが多く,平安時代に入り固定する。…

【志摩半島】より

…半島南部は温暖多雨の南海気候区に属し,降霜・降雪はほとんどみられない。海産物に恵まれ水産業が盛んで,古来〈御食(みけつ)国〉として知られる。答志(とうし),国崎,安乗(あのり),和具(わぐ)などでは海女による採貝,採藻が行われ,英虞湾,五ヶ所湾の真珠や的矢湾のカキの養殖が知られる。…

※「御食国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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