世界大百科事典(旧版)内の復員コレラの言及
【コレラ】より
…〈コレラは衛生の母〉といわれるが,日本でもコレラは衛生行政の原点となった。 第2次大戦後,日本では1946年いわゆる〈復員コレラ〉として戦地から引き揚げてきた兵士たちが持ち込んだコレラが流行し,死者560人にも達した。その後,日本からコレラは姿を消していたが,77年有田市,78年東京上野の池之端文化センターを中心とする流行,また神奈川県の鶴見川のコレラ菌汚染など,コレラ汚染地域からの旅行者,輸入食品の汚染が問題となり,輸入伝染病としてコレラが注目されるようになった。…
※「復員コレラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」