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徳富猪一郎 とくとみいいちろう

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知恵蔵miniの解説

徳富猪一郎

日本のジャーナリスト、評論家、歴史家。「蘇峰(そほう)」の号で知られる。文豪・徳冨蘆花の兄。1863年3月14日、肥後国(現在の熊本県)生まれ。72年より熊本洋学校で学び、76年に東京英語学校に入学したが、同年に退学して京都の同志社英学校に転入学。在学中に同校創設者の新島襄よりキリスト教の洗礼を受ける。80年に退学して故郷の熊本に戻り、私塾・大江義塾を設立。自著『将来之日本』が好評を得たことから、86年に大江義塾を閉鎖して上京した。87年に民友社を創設し、雑誌「国民之友」を発刊。90年には国民新聞社を設立して「国民新聞」を創刊し、平民主義を唱えた。その後、国権主義へと転換し、97年、松方正義内閣内務省勅任参事官に就任、後の桂太郎内閣にも深く関わった。1929年、国民新聞社を退き、45年まで大阪毎日新聞の社賓となる。皇室中心の国家主義思想を唱え、42年には日本文学報国会大日本言論報国会の会長に就任。43年に文化勲章を受章した。第二次世界大戦終戦後はA級戦犯容疑者に指名され、公職追放処分を受けた。52年、100巻に史書『近世日本国民史』を完成。57年死去。享年94。

(2013-10-9)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

徳富猪一郎 とくとみ-いいちろう

徳富蘇峰(とくとみ-そほう)

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典内の徳富猪一郎の言及

【徳富蘇峰】より

…新聞人,文筆家。名は猪一郎(いいちろう)。蘆花の兄。肥後国水俣の郷士の子。熊本洋学校をへて同志社に入り,新島襄の薫陶をうけ,一度はキリスト教の洗礼をうけるが,1880年同校を中退し郷里へ帰る。熊本では自由民権の結社相愛社に加盟し,政談演説や新聞編集に従事するが,82年より自宅に大江義塾を開き,自由主義を標榜した実学教育を行う一方,いくつかのパンフレットを自費出版し,文筆活動に入る準備をする。この間,東京や高知に旅行し板垣退助,中江兆民,田口卯吉らの知遇をえる。…

※「徳富猪一郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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