徳川家康軍法(読み)とくがわいえやすぐんぽう

世界大百科事典(旧版)内の徳川家康軍法の言及

【軍法】より

…いずれにしてもこれら軍法の制定は,戦国大名による統一的軍団の編制が前提とされている。戦国武将や織豊期の大名が戦闘について個々に適切な指示を与え,また禁制(定)の形式において軍団の秩序を指示した例は一般に見受けられるが,軍令を条目として布告した事例では,1590年(天正18)2月吉日付け徳川家康軍法,92年(文禄1)5月11日付け豊臣秀吉朱印状,1600年(慶長5)7月7日付け徳川家康軍法が典型的である。もっとも秀吉の朱印状は豊臣秀次の朝鮮出兵について指示した条書として,軍事的規定以外の要件をも含んでいる。…

※「徳川家康軍法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android