徳政衆(読み)とくせいしゅう

世界大百科事典(旧版)内の徳政衆の言及

【小倭郷一揆】より

…第1はほぼ同時に作成された百姓衆起請文との比較から,全郷的な地侍一揆の下に近世の村規模単位の農民的結合〈百姓衆〉の存在が確認されることと,また一揆は百姓衆の支配を強化する目的で,結成されたことがわかる点。第2の特色は一揆が〈此方嘉例之徳政〉といわれる郷内独自の私徳政をもっており,それを管掌する〈徳政衆〉という機構をも備えていた点である。中世社会に広く在地固有の徳政が存在することを証明するうえで最も基本的な史料を提供してくれる一揆である。…

※「徳政衆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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