世界大百科事典(旧版)内の念場原の言及
【高根[町]】より
…八ヶ岳連峰南東斜面を占め,北は長野県に接する。南部の釜無川に近い低地は主として水田に利用され,中部の念場原,井出原などではトマト,レタスなどの高冷地野菜や果樹の栽培が盛ん。北部の清里高原は集団酪農地に指定され,近代的な酪農経営が行われる。…
【八ヶ岳】より
…南斜面の山梨県大泉村,長坂町,小淵沢町付近では湧水や小河川に恵まれて水田が早くから開け,戦後は高原野菜栽培が盛んとなり,観光地化も進んでいる。東斜面では日照時間が短いためもあって水田は千曲川河谷付近に限られ,南半の野辺山原,念場原(清里高原)一帯は明治に入っても開発が進まず,自然のままの放牧・採草地などであった。1935年国鉄(現JR)小海線が開通してからしだいに開けたが,本格的な開発は戦後この付近に開拓地が開かれて以来で,標高1600m近くまで草地や日本有数の産額を誇るレタスなどの畑地が広がる。…
※「念場原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」