怯薛歹(読み)けしくてい

世界大百科事典(旧版)内の怯薛歹の言及

【ケシク】より

…語義については,(1)〈恩寵〉を意味するモンゴル語kesikに〈~をもつ〉の意の語尾‐teiが付き,〈恩寵を有する者〉の意味で君主に近侍する親衛隊をkesikteiと呼んだ,(2)〈順番・当班〉を意味する古代トルコ語kezigの借用,の二つの解釈がある。しかし当時の文献では怯薛(ケシク),怯薛歹(ケシクテイ)(あるいは怯薛丹(ケシクタン))の両方の形が確認され,簡単に決められない。1204年チンギス・ハーンが80人の宿衛(kebte’ül),70人の侍衛(turkha’ud),400人の箭筒士(khorchi)を設置したのがはじまり。…

※「怯薛歹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android