世界大百科事典(旧版)内の恤兵寄付金の言及
【国防献金】より
…戦時に兵器の生産や軍人援護のために国民が軍に拠出した現金。満州事変の際は400万円に及ぶ恤兵(じゆつぺい)寄付金が陸軍に寄せられたが,拠出は必ずしも自発的なものばかりではなかった。1932年に各府県が愛国飛行機献納運動と称して取り組んだ献金運動は,地方行政機構が在郷軍人会や青年団の協力のもとに市町村から各戸へと負担額を半強制的に割り当てたものであった。…
※「恤兵寄付金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」