…6世紀後半,ランゴバルド族の王アルボインは,王妃ロザムンデに殺害した彼女の父のどくろ杯を与えた。《今昔物語集》天竺部には,菩薩となった悉達太子(しつたたいし)(釈迦)をおどす天魔の2姉妹が,どくろで作った器を手に持っていたとあるし,《屍鬼二十五話》にもどくろの器で血を飲む婆羅門鬼の話がある。近代にもどくろ杯を使用するアフリカの部族の例などがあり,チベットのラマ僧たちは今も宗教的儀式のおりにどくろ杯を用いているという。…
※「悉達太子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...