世界大百科事典(旧版)内の情報翻訳回路の言及
【電話】より
… 信号送受回路は,加入者から送られてくるダイヤル数字を受信したり,交換局間の中継接続を行う場合に相手局との間でとりかわされる局間信号の送受信などを行う回路である。 情報翻訳回路は,受信したダイヤル数字や電話網の構成とその混雑状況に基づいて相手局に至る中継ルートを探したり,発信加入者のサービス種別を分析して実行すべきサービスの実施条件を判定したり,あるいは着信加入者のダイヤル番号からその加入者端子が収容されているスイッチ回路網上の端子位置を探したりするための各種情報を格納した一種のデータベースである。これは電話回線網の構造やルート選択の方法,一般電話,公衆電話,電話機の種類などの各加入者の種別,登録されているサービスクラス,ダイヤル番号とその加入者線が収容されている端子位置の関係などを記憶装置にあらかじめ記録しておき,このデータベース情報に基づいて所定の交換接続を実行するための装置である。…
※「情報翻訳回路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」