世界大百科事典(旧版)内の意識形態の言及
【イデオロギー】より
…一般的には世界や人間について人々が抱くさまざまな観念や信念の多少なりとも体系化されたもの,と考えられているが,統一的な定義はない。観念形態または意識形態と訳される。
[学説史]
もともとこの概念は18世紀末から19世紀初頭にかけてベーコン,ロック,なかでもとくにコンディヤックの感覚論の影響の下に,観念や知識の起源と発達を実証的に研究しようとするカバニス,デステュット・ド・トラシーなどの〈観念学者たち(イデオロジスト)〉がその学問(観念学idéologie)に付与した名称であった。…
※「意識形態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」