意識革命(読み)いしきかくめい

世界大百科事典(旧版)内の意識革命の言及

【革命】より

…ただ革命の形態論という点では,ごく最近まで暴力革命論が主流を占めてきたが,最近,先進諸国のいくつかの共産党は,社会主義への民主主義的移行の道という一般路線との関連で,議会の多数を通じての〈平和的移行〉を模索している。【田口 富久治】
【文化革命,意識革命】
 政治権力と社会制度の根本的変更による大規模な社会変動,すなわち政治革命を意味する狭義の革命に対して,社会生活のそれぞれの分野および総体において生ずる比較的に急速,広範かつ根本的な変動を意味する広義の革命がある。たとえば,支配的な既成教会に対抗して新しい教義をかかげ,新しい宗教秩序をつくろうとする諸セクトによる宗教革命,あるいは機械的動力による工場制システムを拡大していく産業革命,あるいは禁欲倫理から性を解放し女性解放をすすめる性革命,あるいは社会秩序と個人の自我を支えている基本的価値が根本的に変化する文化革命など。…

※「意識革命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android