世界大百科事典(旧版)内の《‘愛’のかたち》の言及
【スカトロジー】より
…本来は〈糞便学〉を意味したが,転じて今日では〈糞尿趣味〉〈糞尿譚〉を意味する語。ギリシア語のskatos(糞便の)を語源とする。ちなみに糞便の臭気のもとである物質はスカトールscatoleという。スカトロジーという言葉が用いられるようになったのは19世紀後半であるが,糞尿への関心は古くから存在していた。神話や伝承にその例が見られ,たとえば《古事記》には,伊弉冉尊(いざなみのみこと)の大便や小便から生まれた神(大便からは波邇夜須毘古神(はにやすびこのかみ)と波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ),小便からは弥都波能売神(みつはのめのかみ))が出てくる。…
※「《‘愛’のかたち》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」