慈栢(読み)じはく

朝日日本歴史人物事典 「慈栢」の解説

慈栢

生年生没年不詳
室町時代,一休女性弟子。大徳寺真珠庵に残る一休の十三回忌および三十三回忌奉加帳に森侍者慈栢の名がみえる。一休が晩年に熱愛した盲目の女性森女と同一人物と考えられるが,なお森女と同一視することを疑問視する見解もある。<参考文献>柳田聖山『一休』

(細川涼一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android