《戦争とふたりの婦人》(読み)せんそうとふたりのふじん

世界大百科事典(旧版)内の《戦争とふたりの婦人》の言及

【振り仮名】より

…はじめは,固定した読みでも,読みにくく読みあやまりやすいものにつけたり(難有(ありがた)い,飛白(かすり),喋舌(しやべ)るなど),いくつかある読みのいずれであるかを明らかにするために使ったもので(身体(からだ),上部(うわべ)など),同字異語を区別するのに役だったが(自(おのずか)ら:自(みずか)ら,一寸(ちよつと):一寸(いつすん)など),これが乱用されて,漢字が示す言語と同じまたは類似のことがらを表す別の言語を示すのにも使うようになった(服装(なり),主導権(イニシアテイブ),菊五郎(ろくだいめ),継母(はは)など)。1938年に作家の山本有三が,むずかしい漢字の使用をやめ,やさしいことばで文章を書くことなどのために,振り仮名を廃止すべきことを提唱,作品《戦争とふたりの婦人》でそれを実行し,世論の支持を得た。たまたま,第2次世界大戦中,物資節約のためにルビつき活字が使えなくなり,さらに戦後,当用漢字表の使用上の注意事項として〈ふりがなは原則として使わない〉とされてから振り仮名廃止が広く行われるようになった。…

※「《戦争とふたりの婦人》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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