《戦争法論》(読み)せんそうほうろん

世界大百科事典(旧版)内の《戦争法論》の言及

【ゲンティリス】より

…のちにオックスフォード大学のローマ法教授となる。主著《戦争法論De jure belli》(1598)は,それまで神学の課題として説かれてきた正当戦争論を純粋に法学の課題として取り上げ,文献や歴史的事実に基づき,帰納的に論証した点が大きな特徴とされる。〈国際法の父〉といわれるオランダのグロティウスの主著《戦争と平和の法》は,本書の焼直しにすぎず,したがってゲンティリスこそ真の〈国際法の父〉であると主張する者が,イタリアにはとくに多い。…

※「《戦争法論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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