《戯曲の技巧》(読み)ぎきょくのぎこう

世界大百科事典(旧版)内の《戯曲の技巧》の言及

【ドイツ演劇】より

…F.ヘッベルは,歴史の理念をとり入れて悲劇を支えようとしたが,O.ルートウィヒとともに詩的写実主義の傾向も示している。G.フライタークの《戯曲の技巧》は,正統的なドラマの構造論だが,市民階級を基盤に繁栄するようになった娯楽的・商業的な演劇に必要なウェルメードプレーにも通ずる部分がある。マイニンゲン公の劇団(マイニンゲン一座)が綿密な歴史的演出で国際的な注目をあび,ワーグナーの楽劇運動が実現したあと,1880年代からノルウェーのH.イプセンの社会劇が問題を提起した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」