所有制(読み)しょゆうせい

世界大百科事典(旧版)内の所有制の言及

【社会主義】より


【社会主義経済の基本標識】
 一般に社会主義経済の基本標識としてあげられるものも,上記の考察と切り離すことはできない。
[所有制]
 1977年10月制定のソ連新憲法を例にとると,生産手段の社会主義的所有には,(1)国家的(全人民的)所有,(2)コルホーズ的・協同組合的所有という二つの基本形態があり,副次的に(3)労働組合その他の社会団体の財産も社会主義的所有とされている。他方,(4)〈個人的所有〉というのは〈私的所有〉とは異なった概念で,勤労所得にもとづく個人所有の消費財や家財,住宅および〈家内副業経営の物品〉などを指す。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」