世界大百科事典(旧版)内の手食の言及
【食事】より
…木の葉をつづりあわせた葉椀は現在でもインドでは使い捨ての食器に用いられるし,日本の古代においても使用されたと考えられる。 食物を口に運ぶには,もともとは手づかみであり,現在でもアフリカ,中近東,インド,東南アジア,太平洋諸島,中南米の原住民のあいだでは,手づかみで食事をする手食の伝統が生きている。イスラム教徒,ヒンドゥー教徒のあいだでは,左手は不浄な手とされ,右手の指だけを使って食物を口に運ぶ。…
※「手食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」