押しつけ憲法論(読み)おしつけけんぽうろん

世界大百科事典(旧版)内の押しつけ憲法論の言及

【日本国憲法】より

… 政府が明治憲法的な〈憲法改正要綱〉から異質の原理をもつ〈憲法改正草案要綱〉に突如として転換し,憲法問題の決着を急いだ理由も問題となる。総司令部の強要があったからだとする〈押しつけ憲法論〉は,正確ではない。国際・国内情勢からみて,完全な共和制の要求をかわし,天皇の戦争責任と大きな政治的社会的変革を避けるためには,新しい憲法原理を受け入れることが必要だとする総司令部の態度や説明を日本政府なりに了解したからだ,というほうが正確であろう。…

※「押しつけ憲法論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android