持家主義(読み)もちいえしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の持家主義の言及

【住宅政策】より

…売手市場の続くなか,建築基準法違反の低質の木賃(木造賃貸)アパートが大量に発生したが,住宅不足緩和の観点から黙過せざるをえなかった。 いま一つは〈持家主義〉という批判が妥当している点である。国の供給政策の基本的考え方は低・中・高の各所得階層別に公営住宅(賃貸),公団・公社住宅(賃貸と分譲),公庫住宅(持家金融)を対応させたことにあったが,低所得向けの公営住宅の占める割合が小さかったこと,上の供給施策全体が持家に至る住替えの〈はしご〉の役割を果たしたことの2点で,持家傾斜の政策であったといえるだろう。…

※「持家主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android