指標形質(読み)しひょうけいしつ

世界大百科事典(旧版)内の指標形質の言及

【形質】より

…類縁をあとづけるためには,できるだけ多くの情報が得られることが望ましいので,生物のもっている属性のすべてが分類学的形質となるべきであるが,多様に分化した生物の分類の指標になるように広く比較観察された形質にはまだまだ限りがあるといわねばならない。 種や属などの分類群を識別するために,その分類群を代表する形質がとり上げられるが,分類群に固有でそれだけでその分類群を限定できるような形質を指標形質という。形質のすべてを記述したものが記載で,指標形質を記述したものが記相である。…

※「指標形質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android