捕食者説(読み)ほしょくしゃせつ

世界大百科事典(旧版)内の捕食者説の言及

【海】より

… 寒帯・亜寒帯の海は,熱帯・亜熱帯の海に比べて,種類数が少ないこと,ほんのわずかの種類がおびただしい数で出現することなどの特徴が見られる。その原因については,暖かい海の高い生産性が,多くの種を養ってゆくことができるとする〈生産力説〉や,捕食者の多い熱帯・亜熱帯海域は競争種の共存を許すことができるとする〈捕食者説〉,環境が安定で種分化に必要な十分な時間があったところで種多様度が高いとする〈時間―安定説〉など,他にもいくつか考え方が提出されているが,いずれもすべての場合を説明しうるものではない。 沿岸の海は,栄養塩の豊富な陸水の流入があるために,常に豊富な生物量を維持している。…

※「捕食者説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android