捕食関係(読み)ほしょくかんけい

世界大百科事典(旧版)内の捕食関係の言及

【生態学】より

…したがってここでは,ヘッケルの定義の〈動物〉を個体と個体群(または種)の二重の意味にとるか,定義を書き換えるかする必要がある。この個体群生態学はその後,捕食者と被捕食者の関係(捕食関係)と生活資源をめぐっての競合関係とを中心として1940年前後から急速に発展するが,この二つの関係も個体間の関係ではなくて,個体群間(種間)の関係である。そしてそれは,個体数の科学ではなくて,個体数を指標とした種の維持と種間の相互関係の科学とでもいえる性格を強くもつようになってきた。…

※「捕食関係」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」