《掌中要録》(読み)しょうちゅうようろく

世界大百科事典(旧版)内の《掌中要録》の言及

【宮廷音楽】より

…この〈モデル国〉フランスの宮廷舞踊譜は,多少形を変えて1705年にはライプチヒでドイツ語で公刊されており,このような記述されたものによる伝承法が,ドイツ人がフランスから学ぶことを助けたと考えられる。言葉による舞踊の分析的記述法は,日本の《掌中要録》(1263)のように古くからあり,これも,正統的な伝承を強めたと考えられよう。 こうして,宮廷音楽・舞踊は,同時代の他の芸術に比べると,都市の芸術として,洗練と豪華という特徴を備えて,自国のみならず他国の芸術にも,直接・間接に刺激を与えるという役割を果たしてきたのである。…

※「《掌中要録》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む