掛真(読み)けしん

世界大百科事典(旧版)内の掛真の言及

【頂相】より

…一般には曲彔(きよくろく)(法会に用いる椅子)上に趺坐(ふざ)し,右手に竹篦(しつぺい),払子(ほつす),警策(けいさく)をもつ全身像が基本であるが,画像では半身像,経行(きんひん)像(経を唱えながら歩行する姿),夢中像,円相像,再来説に基づくものなど,像主の境涯や説話をとり入れた像容をもつ頂相もある。像主生存中のものを寿像(じゆぞう),没後の制作を掛真(けしん)といい,面貌の向きを異にするが例外もある。また黄檗宗では真正面の画像が用いられている。…

※「掛真」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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