採鹹作業(読み)さいかんさぎょう

世界大百科事典(旧版)内の採鹹作業の言及

【塩田】より

…これによって地力と砂を操作する農業的採鹹は海水を操作・管理する工業的採鹹に変質したのである。
【採鹹作業】
 揚浜系の作業は,撒砂―揚水・撒潮―爬砂・乾燥―集砂―溶出―鹹水運搬,入浜系では,撒砂―(塗浜的入浜では撒潮)―圧砂―爬砂・乾燥―集砂―溶出―鹹水輸送となって,入浜では揚水・撒潮と鹹水運搬の重労働を省くことができたが,圧砂すなわち夕方に板を敷き撒砂を地盤に軽く密着させ,夜間にも毛管現象がとぎれないようにする作業があった。入浜塩田では鹹水を竹管または土樋によって流送した。…

※「採鹹作業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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