接待屋(読み)せったいや

世界大百科事典(旧版)内の接待屋の言及

【宿】より

…古代末~中世における交通量の増加にともなっておのずと発達した宿もあれば,東海道のいくつかの宿のように鎌倉幕府が主として京都との連絡の便をはかるために政策的に復活・新設したものもあった。道筋・川筋の変動や,要衝となっていた地点の移動によって,宿の盛衰はいちじるしかったが,地理的に有利であり,交通量も減少しなかった宿では,時代をおうにつれて定住人口が増し,常設の店(たな)をもつ商工民の住居が並んだり,社祠や,宿泊所を兼ねる寺院や,寺院(とくに禅寺)が旅の僧尼のために設けた宿泊施設である接待所(接待屋)も続々とあらわれて,しだいに町としての様相,機能をととのえていき,これが地方都市の発達の一母体をなしたのである。 宿の民家は一般に〈宿在家(しゆくざいけ)〉と称され,住民は〈宿地子(しゆくじし)〉〈間別銭(けんべちせん)〉などの諸税を領主に納入し,宿に定住すること,並びに交通・運輸上の宿の特性に由来するさまざまの職業(生業)に関する特権を保障されていたと推察される。…

※「接待屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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