搊弾詞(読み)しゅうたんし

世界大百科事典(旧版)内の搊弾詞の言及

【諸宮調】より

…歌辞の部分は,同一の宮調(調子のこと)に属する二つ以上の曲から成る組曲(これを〈套数〉という)を数十つらね,全体として複数の宮調による大型の組曲形式となっており,諸宮調という名称もそこから起こった。演者は通常1人で,伴奏は琵琶などの弦楽器を用い,そのためまた〈搊弾詞(しゆうたんし)〉ともよばれる。北宋の時(11世紀後半)に,沢州(山西省の晋城)の芸人,孔三伝が創始したといわれ,その後,金・元にかけて南北に広く行われた。…

※「搊弾詞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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