摂籙渡荘(読み)せつろくわたりそう

世界大百科事典(旧版)内の摂籙渡荘の言及

【摂関家渡領】より

…藤原氏の氏長者の地位に付属して伝領される所領。平安中期以降,摂政ないし関白が藤氏長者となるのが通例となったため,摂関の敬称により,殿下渡領ともいわれ,また摂籙渡(せつろくわたり)荘とも称された。渡領とは,特定の地位に付随して渡り伝えられる所領をいい,平安中期には天皇に代々伝えられる後院渡領が成立しており,そのほか太政官の官務渡領や局務渡領などもあるが,史上とくに有名なものは藤原摂関家の渡領である。…

※「摂籙渡荘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む