世界大百科事典(旧版)内の摩利支天法の言及
【摩利支天】より
…みずからの姿を隠し,障害を除いて利益を施す天部で,梵天の子として古代インドの民間で信仰され,後に仏教に取り入れられた。密教では護身・隠身などのための修法である摩利支天法の本尊となり,二臂(にひ)像,三目六臂像,三面八臂像などがあるが遺例は少ない。《図像抄》などに見られる,三面八臂で猪の背の三日月の上に立つ形像がよく知られている。…
※「摩利支天法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」