世界大百科事典(旧版)内の《操年代記》の言及
【今昔操年代記】より
…上下2巻。下巻には〈こんじゃく〉のふりがながあり,序文は〈近来操年代記〉,内題は〈浄瑠璃来暦〉となっており,通称《操年代記》と呼ぶ。大坂安居の料理屋で竹本,豊竹両座のひいきが論争するところへ,この道に詳しい老人が仲裁に入って古事を語って聞かせる形式で,井上播磨掾(じよう),宇治加賀掾の古浄瑠璃から説き起こし,竹豊両座の由来,当時までの浄瑠璃太夫の伝記,批評が記述してある。…
※「《操年代記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」