改約分島交渉(読み)かいやくぶんとうこうしょう

世界大百科事典(旧版)内の改約分島交渉の言及

【沖縄[県]】より

…それが10年という期間にわたっていることは,国内の政治状況が流動的であり,日清の国際環境が緊張していたことに大きく規定されている。琉球処分の直後から,明治政府は清国の国内の通商権と引換えに宮古・八重山を割譲するという内容の秘密外交交渉(改約分島交渉)を進めていた。初期明治政権が日本民族の独立確保を重要な課題として,欧米諸国に対等に伍そうとする外交政策は,国権を確立しその伸張をはかることにあった。…

※「改約分島交渉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android