世界大百科事典(旧版)内の放射性変換説の言及
【ラザフォード】より
…続いて化学者F.ソディーと共同してトリウム放射能の化学的分離,液体空気製造装置を使っての液化を行い,トリウムXを確認して,放射性元素の変換系列を明らかにした。そして変換と放射線との関係を調べ,変換は放射線の放出を伴う原子内部に起きる自発的崩壊過程であること(放射性変換説)を1902年発表した。こうして従来の恒久不変な原子観を打破し相互転化生成消滅する新しい原子観の礎が与えられた。…
※「放射性変換説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」