《政教新論》(読み)せいきょうしんろん

世界大百科事典(旧版)内の《政教新論》の言及

【小崎弘道】より

…1879年同志社卒業後東京で伝道し,《六合雑誌》《東京毎週新報》を刊行し,新島襄の死後同志社の校長ついで社長(1890‐97),さきの東京伝道でその基礎をつくった霊南坂教会牧師(1899‐1931),引退後同教会名誉牧師となった。彼の《政教新論》(1886)は封建教学である儒教を鋭く批判し,近代国家の建設にはキリスト教を精神的基礎とすべきことを唱えるが,その発想は儒教的である。彼は〈神の霊によって潔められた理性〉を神学の基礎とすべきことを唱え,合理主義に走らず,保守主義にも赴かず,穏健で進歩的な〈積極的福音〉的キリスト教を掲げた。…

※「《政教新論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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