救荒書(読み)きゅうこうしょ

世界大百科事典(旧版)内の救荒書の言及

【飢饉】より

…近世の農書はこのような性格を共有しているし,経世済民論にも飢饉が与えている影響は大きい。 飢饉に関する記録は,災異記録と救荒書に二分できる。災異記録は天災地変,物価の動向,飢饉の惨状を伝えるもので,領主政策の批判を含み,飢饉の実態を餓死,流亡,人肉や畜肉食,殺人・放火・盗みの横行,疫病死の多発等の諸相から具体的に記録したものである。…

※「救荒書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」