世界大百科事典(旧版)内の教区税の言及
【教区】より
…教区の中心,すなわち集落の中央に,墓地を含む教会用地があり,礼拝の行われる教区教会堂parish churchと牧師館rectoryとが建てられている。本来中世において,会堂内の祭壇の置かれた内陣の維持管理費,教区司祭の給与,貧民への施しのために十分の一税が課せられ,やがて近世にはいると,会堂の会衆席のある身廊の維持管理費,礼拝に必要な物資の調達,教会役員の給与のために,教区民に教区税が課せられた。教会役員は,教会委員,教区書記,墓掘り男であった。…
※「教区税」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」