世界大百科事典(旧版)内の教団劇の言及
【バロック劇】より
… 地上の存在が仮象にすぎぬとすれば,永生,すなわち真の実在は天国にしかない。この考え方を最もよく体現しているのは,反宗教改革運動の先頭を切った教団で行われた教団劇であり,とくにイエズス会の演劇は1550‐1650年の間にひじょうな発展を遂げ,ビーダーマンJakob Biedermann(1578‐1639),ポンターヌス,アバンチーニなどが活躍した。イエズス会演劇では残酷な場面をもつ殉教者劇も,布教の目的でしばしば上演された。…
※「教団劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」