教団劇(読み)きょうだんげき

世界大百科事典(旧版)内の教団劇の言及

【バロック劇】より

… 地上の存在が仮象にすぎぬとすれば,永生,すなわち真の実在は天国にしかない。この考え方を最もよく体現しているのは,反宗教改革運動の先頭を切った教団で行われた教団劇であり,とくにイエズス会の演劇は1550‐1650年の間にひじょうな発展を遂げ,ビーダーマンJakob Biedermann(1578‐1639),ポンターヌス,アバンチーニなどが活躍した。イエズス会演劇では残酷な場面をもつ殉教者劇も,布教の目的でしばしば上演された。…

※「教団劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む