教皇ロバ(読み)きょうこうろば

世界大百科事典(旧版)内の教皇ロバの言及

【怪物】より

…15~16世紀にはいると,西欧では宗教改革期の混乱の中で,世の終末を告げる異兆としての奇形の誕生に関心が向かった。リュコステネスC.Lycosthenesの《異兆と証された年代記》(1557)は怪物誕生と異変の関係を探り,ルターとメランヒトンはこれを宗教論争に利用して〈教皇ロバ〉なる架空の奇形をでっちあげ,ローマ・カトリック崩壊の予兆と喧伝した。しかし真の意味での生物学が勃興すると,怪物や奇形を自然現象の神秘と見る研究者が現れ,ゲスナー《動物誌》(1551‐58),パレ《怪物と奇形について》(1573),ショットG.Schott《自然の奇異》(1662)などの著作が現れた。…

※「教皇ロバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む