数値応力解析法(読み)すうちおうりょくかいせきほう

世界大百科事典(旧版)内の数値応力解析法の言及

【材料力学】より

…取り扱う材料の力学的性質によって弾性学,塑性学,粘弾性学,クリープ力学などに分けられ,また形状や力の加わり方の特徴に着目して,物体を棒,はり,板,殻などのモデルに近似し応力を求める構造力学は実用上重要であり,歴史的にみた場合材料力学はこれから出発したといえる。近年ではコンピューターの発達に伴って有限要素法などによる数値応力解析法が実用上有力な方法となっているが,理論的・数値的解法以外にも,ひずみゲージ法,光弾性法,モワレ法,応力塗料,X線回折法などによる実験応力解析法も用いられる。今日,このような応力解析法とともに,材料の機械的性質を力学,物性の立場から理論的に取り扱うことを目的とする材料強度学も材料力学の中心課題となっており,亀裂のある物体を取り扱う破壊力学は工業上も多大の寄与をしている。…

※「数値応力解析法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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