世界大百科事典(旧版)内の数式膨張の言及
【数式処理】より
…次の問題は有理式計算で生じた。有理式を掛けたり加えたりすると分子と分母が巨大化する(数式膨張)ので,分子と分母の最大公約子で簡約することが不可欠だが,最大公約子をよく知られたユークリッドの互除法で計算すると猛烈な数式膨張が生じるのである。同じように,多項式の因数分解でも,数学でよく知られている方法は次数の増加とともに天文学的な計算量となり,まったく実用にならない。…
※「数式膨張」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」