《数書九章》(読み)すうしょきゅうしょう

世界大百科事典(旧版)内の《数書九章》の言及

【秦九韶】より

…字は道古,四川の人。《九章算術》にならって,1247年(淳祐7)に《数書九章》18巻を著した。全編を9類に分け,最初の2類は暦法の問題,後の7類は賦税・軍事・市場などに必要な数学の問題を合計81問収めている。…

【中国数学】より

… 南宋治下の数学者には,秦九韶および楊輝が有名である。秦九韶は《数書九章》(1247)を著したが,そこに説かれた〈大衍求一術〉は不定方程式を論じたものである。中国では早くから数字方程式の解法が研究されてきたが,《数書九章》の〈正負開方術〉にいたって,19世紀初頭のイギリス人数学者W.G.ホーナーの方法と一致する方法が完成され,十次方程式が解かれている。…

※「《数書九章》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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