《数論報告》(読み)すうろんほうこく

世界大百科事典(旧版)内の《数論報告》の言及

【整数論】より

…これは類体論の完成とともに解決されるが,これを一般化した問題は,20世紀に入ってもヘッケE.Hecke(1887‐1947)らによって研究され,重要な研究対象の一つになっている。19世紀の終りころに,ヒルベルトはドイツ数学会への整数論に関する報告《数論報告Zahlbericht》において,それまでに得られていた代数的整数論に関する結果を統一的な形で展開し,さらにその数年後には,その後の代数的整数論の発展に重要な影響を与えた類体論の構想を発表した。これは1920年ころに高木貞治により証明が与えられたが,E.アルティン,H.ハッセ,C.シュバレーらの研究によりさらに深い理論になっていった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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