整地具(読み)せいちぐ

世界大百科事典(旧版)内の整地具の言及

【農具】より

…しかし《耒耜経》(唐の陸亀蒙撰)の犂は現在江南の長床犂と大差ないレベルまで発達している。
[整地具]
 穀物の栽培過程で砕土(耙)し,さらに土壌を鎮圧(労)して毛細管現象を強化し,土中の水分を上昇させることが華北乾地農法の基本である。この作業は最初,槌(つい)(耰(ゆう)),板(木斫(もくしやく))の類を使用していたが,牛耕の普及につれて畜力利用の撻(たつ)(柴木を束ねて重石を置いたもの)などの使用をへて,耮(労=木を編んだもの),ややおくれて人字耙(じんじは),方耙などの耙,労おのおのの専門目的を持った農具が出現した。…

※「整地具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android