世界大百科事典(旧版)内の整復障害の言及
【脱臼】より
…麻酔をかけて疼痛をとり,筋肉を弛緩した状態で整復操作を行えば,たいていの場合容易に整復できる。しかし整復路に腱,筋肉,関節包,骨折片などが介在して整復不能の場合があったり,また関節包の裂隙部で骨頭が締めつけられて整復がなされないことなどがあり,これらを整復障害と呼んでいる。整復障害のあるものや,脱臼がそのまま放置され,損傷軟部組織に瘢痕(はんこん)が形成されてもはや徒手整復が不可能な場合には,手術的な方法で整復をはかる。…
※「整復障害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」