整拓(読み)せいたく

世界大百科事典(旧版)内の整拓の言及

【拓本】より

…そのほかに欧陽詢の《化度寺邕禅師塔銘》(同じものの一部分がロンドンの大英博物館にある)と柳公権の《金剛般若波羅蜜経》があり,以上3点ともみな全拓本を1行ずつ切り離し適当な大きさにして横につないだ剪装(せんそう)本である。これに対して全拓本を整拓という。 日本の入唐僧も拓本を持ち帰ったのであって,最澄のごときは《法門道具等目録》の中にとくに書法目録の項を設け,大唐石摺13点をあげているが,今日ではまったく残っていない。…

※「整拓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む